尾西市・起ポタリング報告書

おじサイクル企画

日時:2005/3/13(日)
天気:日差しはあるものの最高気温7度(小雪舞う)
参加者:私Gのみ
目的地:尾西市・起ぶらり散策(走行距離:20km)

  

一宮市・尾西市・木曽川町の合併間近に伴って、尾西市の歴史の一部を垣間見ようと思いつき、昼からぶらり散歩気分で出かけました。
起の街並を通り抜け、起船渡場跡に到着。このような処があったのだとあらためて感嘆。

  

尾州地区と呼ばれた頃の代名詞の、ションヘル織機の音は、小さく響いていましたが、(以前は、この地区どこを通っても、織機の騒々しい音が、響いていましたが)繊維が盛況だった面影は今では薄く、時代に押し流されようとしている地場産業を偲ぶと、寂しくもあります。(女工哀史という言葉も死語ですね)
のこぎり屋根工場は、全て北向きに建っています。季節の光の強弱に左右されない自然光を採り入れる為と、夏の強い光から繊維生地を守るための、北向き建て方は、先人の知恵なのでしょう。
染色・整理会社の煙突も風化されながら、建っています。
合併によって、『尾西市』という名は消えようとしていますが、『尾州』という地域名も忘れさられるのも、時代の流れとはいえ、繊維に携わる人々には、寂しいことでしょう。
以前、尾西の東入口に『ウールの尾西』という、道路を跨ぐ大きな電工看板があったことを、ふと思い出しました。