白川郷合掌村ツーリング報告書

おじサイクル企画

日  時 :2005/6/5(日) 
天  気 :快晴 気温17度
参 加 者:私G、HI氏、HO氏、サポートITO夫妻
目 的 地:ひるが野〜白川郷合掌村への観光走行50km
【コース概要】
車にて7:00一宮市ITO氏宅出発〜東海北陸道・高鷲IC〜ひるが野分水嶺公園から自転車走行〜御母衣ダム〜
白川郷合掌村への50km走行〜散策〜車にて五箇山移動〜帰路
今回の企画は、HI氏が“白川郷合掌村の『結』による屋根の葺き替え工事が見たい”との一言で、
目的地を急きょ変更して、友人ITO氏にサポート車を(無理に)お願いして、さあ、出発!
HO氏の仕上がりが不十分のために、ひるが野分水嶺公園からの、輪走となり、天気はすばらしく、空気も澄んでいて、申し分の無い環境で、快調に走ります。(下り基調ですから当然ですね)

    

        

気温17度、爽快さと肌寒さを感じながら、御母衣湖通過し、雪渓が見え隠れする三方崩山(さんぽうくずれやま)2059mを見て新たに感激します。
入梅前の好天気に、皆さん誘われたかのように、観光地へ向けての車が多く、この先、道路巾が狭く、暗いトンネルも多いために、我々の自転車走行も、観光バスなどの大型車の接近には、油断できずに気を引き締めて走ります。
五月連休時のCSポパイさんの『金沢走行会』の超人の皆さんは、交通量の多い中、また、気温も低いことでしょうに、
このような難所を含む一宮〜金沢間を、往復走られるのですから、あらためて敬服いたします。

    

今回、最も危険を感じた、御母衣発電所横の狭く・長く・暗い“魔のトンネル”を過ぎると、下って、牧地区へ出ます。

    

旧遠山家民族館を過ぎて、ITO氏奥さんの“chee-mama”が『白川郷深山(みやま)豆腐店』さんでお買い物の際に、
追いついた我々も小腹が空いていたので、ざる豆腐300円を店内で頂く事にし、休憩。
自転車途中で、豆腐を食するのは、我々だけでしょう!
白川郷深山豆腐店:岐阜県大野郡白川村保木脇260-14 電話05769-5-2381 FAX05769-5-2390 
受付の看板娘さんが、親切でした。

    

白川郷入口で、山菜売りのおばちゃんに遭遇!ちょっと、お買い物して、美味しい蕎麦屋さん情報入手して、
白川郷【観光地図は←をクリック】へ入ります。

  

山菜売りおばちゃん一押し情報の、隠れ家的に立っている蕎麦屋さん『乃むら』ですが、お客の切れが無く、繁盛していました。大盛り蕎麦とビールを注文し、腰があって、美味しい蕎麦でしたよ。


  

手打ちそば処【乃むら】 白川村萩原779 電話05769-6-1508 11〜15時営業 水曜定休


HI氏情報の、春から葺き替え工事中の『和田家』でしたが、あいにく日曜日はお休みで、『結』による作業風景は撮影できなかったので、『長瀬家』へ有料見学してきました。
『結』とは、白川郷の伝統である相互扶助の精神での村人総出の屋根葺き替えは、建築物とともに後世に守り伝えるべき貴重な文化として評価されています。

    

↓接写に挑戦しました。

    

↓別の茅葺き屋根の軒下。しっかり結束されています。

    

【合掌造りについて】
合掌屋根は梁の下端をペンシル型に尖らせ、それぞれ桁にピンポイントで乗せただけの構造。これは雪による垂直荷重に強く、横からの風には弱いが、山が強風を遮る豪雪地帯では大変合理的な方法である。また釘やカスガイは貴重品であったこともあり一切使っていない。二階の広い空間は、主に養蚕に使われた。
結束には、ワラ縄とネソ(マンサクの細い幹)が使われている。柱や桁、梁などの骨組み部分は大工、サスや屋根下地の材料の確保と組み立て、茅葺き作業は、村人の共同作業「結(ゆい)」で行われた。村の材料を使い、できるだけ費用をかけずに村総掛かりで行う作業は、山間奥地に生きる先人たちの知恵でもあった。
二階から上は、床に隙間が空いて一階の囲炉裏から出た煙が茅葺き屋根から抜けるようになっている。この煙は、茅や梁など木材をいぶして害虫や腐りから守る効果がある。このため各民家では囲炉裏の火を毎日欠かさなかった。

    

    

↓集落徒歩散策を終え、今度は撮影場所を変え、城山展望台からの見下ろす世界遺産萩原町合掌集落全景。
秋・もみじ画像、冬・豪雪のライトアップ画像は、ここ展望台からの撮影のようですが、
素人の我々では意気込みはあれども、良い画像が撮れません!当たり前ですね!

    
  

↓購入したばかりの500万画素デジカメに『カメラ小僧』となってしまったITO氏。

 

↓観光モードになり、せっかくですから、富山・五箇山地区へと、車で移動します。
五箇山は、観光に力を入れているのか、電線の地中化工事が完了しており、景観美化の気遣いが表れております。
白川郷地区は、地中化工事はされていませんでしたので、撮影には電線が邪魔でしたね!
五箇山菅沼地区は、ひっそりとした静かな、たたずまいで、落ち着いた環境です。

    

  

観光モード化してしまった今回の企画ですが、
天気も申し分なく、大人の遊びとしては面白かったとして、終えます!
次回は、秋の、どぶろく祭り時期かな?
自転車絡めて、行ってみたい所は、まだまだ、いくつもあります!

世界遺産について
●自然遺産    白神山地
●            屋久島
●文化遺産    法隆寺地域の仏教建造物
●            姫路城
●            古都京都の文化財
●            白川郷・五箇山合掌造り集落
●            原爆ドーム
●            厳島神社
●            古都奈良の文化財
●            日光の社寺
●            琉球王国のクスク及関連遺産群