下呂市周辺峠三昧ツーリング報告書

おじサイクル企画

日時:2005/10/23(日)
天気:朝方快晴→一時雨→曇天→快晴 11月中旬から下旬の気象
集合場所:飛騨金山道の駅ぬく森の里温泉
参加者:私G、OHTA氏、HI氏
【コース概要】
飛騨金山〜岩屋ダム〜新日和田トンネル〜下呂駅〜R257舞台峠〜加子母〜
万賀〜R256東白川村〜桜峠〜佐見〜金山
(実走行距離:110km 累積標高差:3476m)

深夜からの冷たい雨も朝には上がり、気合十二分に早朝6時拙宅出発し、一路、下呂市金山町へ向かいます。
天気予報は、この秋一番の冷え込みを予想していた通り、(新穂高では、今季初積雪というニュースが放送されているほど)寒く、半袖ウェアーでは無理と判断し、急きょ、冬装備です。グローブも指付きを携帯します。
飛騨金山の朝一番は、盆地地形の為さすがに寒いです。空気は澄んでいますが、岩屋ダムから馬瀬へ向かう山の斜面の日陰と日向の道とでは、全く違い、暖かい日向恋しく走ります。
この日は、偶然、金山町主催のマラソン大会があり、選手の皆さんも寒さ対策とUP調整に余念がありません。
↓OHTA氏、急きょ、前日にポパイさんで用意し、MTB用シューズ・ペダル装備で110km走行に万全を期します。

    

馬瀬方向と明宝方向との分岐で、我々は馬瀬へ進み、美輝の里では、温泉スタンドがあり、給油ならずとも、給湯してみえました。民宿の方でしょうね!
山深い土地の為か、澄んだ山々が遠くまで見えます。あの山をこれから越すのかと思うと・・・!

    

美輝の里を出てから、新日和田トンネルへ向かう道は我々の気合を妨げようかと思わせる10%勾配で行く手を阻み、道の駅金山から、ず〜と上りっぱなしです。時間の割に距離が伸びず、悪戦苦闘で、これには、疲労困憊の色を隠せません。これが、第一の峠越えで、この先、我々を容赦なく阻む峠が待ち構えているとは、この時点では、まだまだ予測できていませんでした。
新日和田トンネルは、トンネル内の道路巾が広くなく、暗いので、万全を期して歩道を走行しますが、暗く、泥があったりして、L=1,000mが、やけに長く感じられます。

  

【長いトンネルを抜けるとそこは下呂だった】というように、やっと下りが始まります。下りは寒いよ〜!
一気に下呂温泉・JR下呂駅です。ポツリポツリと小雨が降り出します。家内からのメールにも地元は雨とのこと雨宿りを兼ねて、しばし、駅前で食事休憩に変更、飛騨そば定食700円で妥協!

    

本来の目的は、舞台峠手前の【福○内(ふくわうち)】さんへ行く予定でした。残念!  地元、散髪屋で仕入れた情報無駄にはできず、次回は必ず行く!として、今回は見送り。下呂駅で雨さえ降らなければと、恨むところです。



【福○内】下呂市宮地208-2 Tel0576-26-3510








今日第二の峠越え、舞台峠へのアプローチに差しかかり、難所というだけあって、じわじわと上ります。
OHTA氏は、持ち前の筋肉・体力を絞りきって気力で上ります。『頑張れ』と!
しかし彼はきっと思っているでしょう↓
『慣れない自転車乗って、何で、こんな辛いことしてまで、上らなければいけないか!』と。
ぼやきたくなる気持ち、わかります。我々も(特に私は)そうでした。

    

    

↓舞台峠を終わり、遅れた時間を取り戻すべく、一気に加子母村へと下り、万賀交差点を右折してR257からR256へと変更します。

    

第三の峠越え、白川町佐見へ抜ける【桜峠】
人里寂しい集落を抜ける、車も来ない峠です。どこまでがTOPなのか標識も出ておらず、時間も15時に差し掛かり、気温も下がり始め、気力のみで上がります。慣れていないOHTA氏が、ここまでよく持ちこたえていると、感心します。

    

↓この光景をみて、やっと飛騨川に出たと思い、あと10kmで駐車場へと。
皆さん、頑張りましょう!あと少しです!
OHTA氏は、脚の筋肉燃料切れで、終了後には精も根も尽き果てました。完全燃焼でしょう!

    

大きな峠を3つこなし、(私は)吉野以来の久々の達成感で、自己満足なルートでした。
夏時間のように長ければ、もっと、面白く有意義な走りができたことでしょうが、あいにくの短時間と寒さで、
企画者としては時間を前倒ししなければならず、HI氏、OHTA氏には焦らせて、責任感を感じられずにはいられません。
終了後の、帰路の温泉では、達成感と無事に終わった安堵感がでて、『ほっ』と、嘆息です。
往路早朝6時から、復路を含む長丁場、お二人さん、お疲れ様でした。
今季、あと何回走れるかわかりませんが、可能な限り、果敢に走り攻めましょう!
ということで、感無量で行程を終えます。
お疲れ様でした。