徳山ダム試験湛水前見学ツーリング報告書

おじサイクル企画
日 時:2006/09/03(日)

天 気:この上ない快晴で秋への移り変わりを感じる

参加者:私G、AG氏、FURU氏(奥美濃CC)

目的地:
徳山ダム湛水前を確認
【コース概要】
揖斐川町役場8時出発〜横山ダム〜徳山ダム〜記念会館『徳山会館』〜横山ダム〜坂内村〜揖斐高原スキー場〜久瀬温泉〜揖斐川町役場(総走行距離:97km)

朝夕はずい分涼しくなり、揖斐川周辺では観光やなが盛んとなり、空気も乾き天も高くなり、里山は着々と秋へと移り変わろうとしています。

  
去る5/13の揖斐川町の崩落現場です。
大きくえぐり取られまだ予断を許さない状況ですが、上部より仮設道路を作りコンクリートの吹き付けが始まっているようです。川底にはのり面ズレ崩落防止のテトラポットが置かれており大変な復旧工事です。
5/13崩落現場 崩落現場全景 
完成間近の徳山ダムです。ロックフィル式ダムですから黒部ダムのようにコンクリートで固められた重厚な感じはしませんが、貯水量日本一となるようです。 2008年運用開始を目指して、今月25日からの試験湛水が始まると公式発表がありましたので、すでに本工事は完了なのでしょう。この先むかえる冬をさかいに来年春の雪解け時期には満水となったダム湖が現れ、いよいよ長い年月と巨額の資本と旧徳山村民を含む多くの方々の理解と協力によって築き上げられたダム完成間近です。湖面を渡る連絡橋本体も、旧徳山村民の為の〔徳山記念館〕も完成し、残すは取付道路等の付帯工事でしょう。
完成間近の徳山ダム 湖水連絡橋

 付け替え道路整備

↓旧徳山小学校付近も整地され、水没を待つのみとなっています。

旧徳山小学校 
徳山記念会館石碑と水没地形を表現した白玉石による庭園
大勢の方々が水没する徳山村を惜しみ記念撮影やら、ふる里を惜しんでみえました。

記念会館〔徳山会館〕石碑 水没地形表現

この後復路は揖斐川を下り横山ダムからR303坂内村へと進路を変え揖斐高原スキー場から久瀬温泉・白龍の湯へ向かいますが、この道11kmが延々と上りっぱなしで、温泉へ行こうと気軽に考えていましたがこれが大きな失敗でした。AGさん、FURUさん途中の水路に脚を突っ込み冷却させてます。やっとの思いで揖斐高原スキー場への峠を難儀して越し、久瀬温泉〔白龍の湯〕でホッとして汗を流した後、再度濡れたウェアーを着て一気に下り、帰路に着きます。

AG氏 FURU氏

スキー場手前の峠上り切った所 揖斐高原スキー場

翌朝の中日新聞には、徳山ダム工事現場バス見学が掲載されていましたが、大きな国家プロジェクトに関心がある方、ふる里を惜しむ方、いろいろな思いで見学されたことでしょうが、大きな犠牲と資金が投入されたことを再認識し、治水・利水に活用を見守りたいです。
来春以降に、湛水後と付け替え道路完了後に、満々と貯められた日本一貯水量の徳山ダム全容を確認しに、再度訪れたいと思い今年の徳山ダム企画を終えます。

徳山ダム2004-06 フォトアルバムもご覧下さい。




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