恒例 知多一周ツーリング

おじサイクル企画
日 時 080323(日)
天 気 終日曇天
参加者 私G、AGさん、katohさん、moniさん、+郡上八幡からジョナさん
目 的 郡上市大和町徳永のけいちゃん喰

当初琵琶湖Sコース一周予定でしたが、近畿地方雨が近いという予報のため、前日土曜日18時に目的地変更し、参加の皆さんにお尋ねしたところ、郡上長良川をさかのぼりしよう、という提案があり、これなら行程も何も組まず『行き当たりばったり』でなんとかなり、この案可決と相成りました。
最終目的は、moniさん提案で、『某HPで紹介されている郡上で一番美味いけいちゃんを食べに行こう!』 ということで朝8時関市役所出発で、目指せ北濃へと!
moniさん根回しよく、前日土曜日夜に、けいちゃん『きじま』さんへ、開店の確認電話したほどの意気込みです。
私はといえば、何もしていません。まる投げ状態で、今回は最後尾で付いていくだけで、何も考えず楽ちんで走ります。

懐かしい美濃町線電車車両 旧美濃駅

美濃市へ立ち寄り、うだつの街並みを見学します。まだ朝早いこともあって、人も少なく静まり返って風情感じますね。

うだつのある街並み  うだつ
朝早く人の出も少なく、風情感じます。 街並み見学でゆっくり走行です。 川湊灯台

蘇原神社を過ぎて、国道156号線とは長良川はさんで反対道路を、高速巡航走行します。moniさんが意外にも調子良く、自ら『けいちゃんパワー』と意味不明のことを発し、今日は変です。元気です。不思議です。 katohさんはAGさんから、先週の暴走をとがめられ、おとなしく走ってます。

蘇原神社過ぎ、長良川反対道路を高速走行で進みます。 休憩もとらず、ただ走ります。moniさんが先頭でへこたれず、けいちゃんパワーとか。

今回のけいちゃん企画に、私用で琵琶湖へは参加できなかったはずの下呂市在住のジョナさんは、私用そこそこで郡上市役所からの自転車参加合流です。 『けいちゃん』と聞けば、何が何でも、ど〜しても参加したかったということで、琵琶湖一周よりもけいちゃんですか?
今回の目的地の(某HPで紹介されていた)郡上市徳永地区のけいちゃん『きじま』さんです。(電話0574-88-3590)
これといって目立つ建物ではないので、通り過ぎてしまいますが、獣嗅覚で見つけ、さっそく入ります。時間も11時ですから、腹も減るし、喉も渇くし、関から55kmを黙々と走ってきましたからね。

先に入っておられたおじさんたちが、気を使って退席して頂けましたが、我々の姿・自転車見て、驚きと興味本位で、なんかかんかと話しかけられます。『あんたらは競輪選手か?』『いやいやとんでもない、ただのおっさんの趣味ですよ』『きじまさんのけいちゃん食べたさに関から55km自転車で来ました』なんて会話して、細いタイヤ触って、物珍しさで話が切れません。

きじまさんの店先にて 先発のおじさん、おばさんたちは興味津津でした。 貸切となってしまいました。

さあ、堰を切ったかのように注文し、食べ、飲み始めます。ひね鶏二人前ずつしか焼けないようなので、奥さんの指示に従い、焼けるの待っておとなしくしてますが、需要と供給のバランス悪く、『わんこそば』状態で食べて追加し、食べて追加し、の繰り返しです。最初は秘伝味噌タレが出てくるまで待てず、焼けた肉をそのまま食べてしまいます。これはこれでひね鶏本来の味が出ていて美味かったです。 私を含めて5名底なし胃袋しています。   『きじま』さんの紹介ですが、決して目立つ建物でもなく、しゃれた構えでもなく、奥さん一人で40年続いているお店ということで、むしろ40年前と変わっていないかも?というお店でもあります。メニューも料金表も何もなく、不思議といえば不思議な店で、お忍びでは行けない店でもあり、その辺は察した上でご理解ください。 ずっと常連さんに守られた店なのでしょうね。 私どもがお支払した金額も『本当にそれでいいの?』という料金でした。

ひな鶏です。 秘伝味噌タレが出るまで待てません! 

秘伝郡上味噌タレ 並べたり麦ジュース! お店のお母さんの木島さん

よく食べ、よく飲み、よく笑い、ワイワイガヤガヤと宴が進み、お店のお母さんも一緒に記念撮影です。 この先はどうするの?というmoniさんの問いかけに、輪行袋もないのに『電車でGo』と言ってしまい、あわてて長良川鉄道さんへ確認の電話をすると、なんとその返事は(一瞬耳を疑いましたが)『乗務員が良いと判断すれば、輪行袋無しでも構いません』だって。だったら14:26の徳永駅から乗車挑戦するぞ!何としても、懇願しても乗る!と決めました。

ちょっとやりすぎました。 タイマーセットして。 良い顔してますね。 

こちらの意気込みと正反対で、乗務員さんは優しそうな方でしたから、(風貌に押されたとは思えませんが)すんなり乗車でき、むしろ乗務員さんと私の駆け引き判断仰ぐまでもなく、後ろから4名は既に乗り込んでいました。なんという無鉄砲な面々なんでしょうか! 混んでいないといえばそうなんでしょうがね。

ジョナさん撮影  14:26を待ちます。

自走しなくて済んだmoniさんは、麦ジュースの勢いもあって、絶好調で車内はじけてます。

はじけるmoniさん katohさんも楽しそうです。 車内は空いてました。

優しそうな乗務員さんでした。 前方車窓から 

ジョナさんは、徳永→山田→自然園前→郡上八幡とたった3駅だけなのに乗車して、楽ちんを味わって、郡上八幡駅で別れます。 彼の本日のけいちゃんツーリング走行距離は14.5kmだけだって。笑っちゃいます!笑ってやって下さい!

 八幡駅でジョナさん撮影 ここで別れるジョナさん、14.5kmしか走っていません。

我々関市役所駅まで移動する中、微笑ましい親子さんにお会いしました。 お名前を聞き忘れましたが、お母さんはお留守番で、子供さんを背負えるリュック持参のお父さんと小さな息子さんたちの男三人電車旅で、この長良川鉄道旅は今回で4回目だそうです。 moniさんは自分のすでに過ぎ去った子育て過去を振り返って、親子さんの微笑ましい姿に涙ぐんでいました。 私も近所のおっちゃん状態になってしまい、お子さんにお菓子あげたり、持っていたお茶を分けたりしてしまいました。 電車旅ならではの一コマでした。  もし当報告書ご覧になったら、TOPからメール下さい。折り返し原画画像送信いたしますから。
微笑ましいワンショットありがとう。

電車内で知り合った微笑ましい親子さん

【画像親子さんから温かいメールいただきました】
おじサイクルの皆様へ
先日長良川鉄道でお会いした親子3人旅をしていた○○と申します。
その節は息子にお菓子やお茶を頂きありがとうございました。
息子もたいそう喜んでおりました。
私たちはこれまで長良川鉄道の駅全てに下車することを目標に旅をしておりますが、先日お会いした日を含め、全38駅中21駅下車しました。残りは17駅ですのであと2回ほど訪問すれば達成できると思います。
通常鉄道旅と言えば、昔流行った「いい旅チャレンジ2万キロ」や最近ではNHK番組で有名な関口智宏さんが行ったいわゆる”乗りつぶし”が一般的で、私も幼い頃から挑戦してきたのですが、ただ乗ってるだけでは物足らず・・・、そのローカル線の良さを味わうためには全駅下車がいいのではないかと考えほんとに実行している変わり者です。幸い息子二人とも男であり、私のDNAを受け継いでいるせいか、鉄道に興味があるため「連れて行くのは今しかない!」と思い一緒に旅しております。
おじサイクルの皆様もサイクリング旅を満喫されているようで、夢中になれる楽しいことがあるのは”いいなぁ”とつくづく思いました。
長良川鉄道は4回訪問していますが、「けいちゃん」のことは全く知りませんでしたので、次回行ってみたいと思います。
私たちは今後も旅を続けていきますので、またどこかでお会いできることを楽しみにしております。
ありがとうございました。
【moniさん走行後記】
長いこと自転車に乗ってて、こんなツーリングもあるんだなあって。
いままでGさんが企画するツーリングはそれはもう綿密で、時には事前に試走までされています。
しかしながら今日のツーリングは計画全くなし、思いつき丸投げ、私全く知りません状態。
関市役所からスタートし、本日の目的地「けいちゃんのきじま」へまっしぐら。 これが本当にまっしぐら。
11時をほんの少し前に到着。 その後皆で郡上一のけいちゃんを賞味。あ〜本当に美味かった。
っで、大きな声では言えませんが、帰りは自転車をあきらめ、長良川鉄道で関市役所前まで「電車でGO!」
ストイックな自転車乗りには許せないツーリングかもしれないけれど、たまにはいいよね。許されるよね。
花粉症が心配ではあったけど、長良川を遡り、季節を感じながら、おまけに40数年のけいちゃんのお店の歴史と伝統をおいしくいただけました。


壁紙提供:雲よりも高くさん
(いつも壁紙提供ありがとうございます)

TOPへ