飛騨小坂→木曽福島山岳路走破90km

おじサイクル企画
日 時 080929日曜日
天 気 それなりに快晴でしたが、気温が想定外に低く、寒い一日でした。
参加者 私G、AGさん、moniさん、shimoさん、saekoさん、morishigeさん
(ルリオさん→shimoさんへハンドルネーム変更)
目的地 輪行で移動し、飛騨小坂→木曽福島へと超山岳路90km走破
【ルート】

今企画は、8/24に雨天順延した行程です。 
どうしても日没時間が早くなる前にやっておきたかった、“今年の総決算”と題して気合を入れての今回です。お付き合いして頂いた皆さんありがとうございました。

今企画当初は、岐阜駅高山線05:41始発→飛騨小坂駅08:10着からの輪行スタート予定でしたが、日没時間との兼ね合いで、行程に(時間的に)無理がある(shimoさん指摘)ので、更に高山線の時刻表を調べたら、美濃太田駅05:05始発→飛騨小坂駅06:58着が判明し、ここに照準を合わせ直し、皆さんに集合時間を前倒しして頂きました。
@AGさん、shimoさん夫妻は、車で飛騨小坂へ直行
Amoniさんは可児市在住ですから問題無し、
B名古屋市在住のmorishigeさんは、ご実家が可児市ということで、前泊で問題無し、
C言い出しの私が、一番不利な条件に!こうなったら、“気合だァ!”ということで、早朝いや深夜2時出発で、尾張一宮駅〜美濃太田駅区間自走を決め、吉野家で先ず牛丼燃料を詰め、35km先の美濃太田駅へと向かいます。

今行程地図でもわかるように御嶽山北側の高所帯山岳路を含んでいます。
飛騨小坂駅から木曽福島駅まで実走距離90kmのうち、前半40数kmは、標高1900b弱まで全て上り行程です。標高差1300b強を延々と・黙々と上ることになります。

kashimir-map
kashimir-graph

↓美濃太田駅05:05始発列車内状況です。誰も乗っていません。我々3人を運ぶために走ってくれているような! ありがたいJRさんです。
青空フリー切符@2500円+下呂〜飛騨小坂間乗り越し運賃@400円を払って、今日の長い一日が始まりました。
高山方面北上につれ各駅に停車し、それなりにお客さんが乗り降りしますが、飛騨金山駅辺りから乗り込む方々は冬服の装いが多くなりました。車窓からは紅葉では無く、北風吹き木々が揺れ寒々とした冬曇り風景で、『こりゃぁ〜外は寒いぞ!』って感じです。 案の定、飛騨小坂地区は(午前7時)9℃しかなく、吐く息も白く、秋を通り越し初冬の天候の様でした。

貸切状態の始発列車内 輪行袋 06:58飛騨小坂到着

車組が待ってますので、早急に自転車組み立てます。 濁河温泉へ向かいます。

車組のAGさん、shimoさん夫妻と、道の駅『南飛騨小坂』から合流し一路濁河温泉方面へと進みます。走り始めいきなりの9%、10%の勾配も最初は“苦”になりましたが、数kmも走るとマヒして“黙々と”走るのみです。これがこの先延々と続き前半上り行程40数km続きます。 

下呂支局から、事前に低温寒冷情報受け取っていましたから、それなりに防寒対策してきましたが、それでも想定外の寒さでした。上りでもさほど汗出なく、下りでは寒く、まだ紅葉もしていない時期なのにこの土曜日・日曜日と急激な冷え込みとのことです。翌月曜日未明には乗鞍初雪(昨年より19日早く)とのことです。

9%勾配  10%勾配

↓止まっては食べ、止まっては食べの連続です。どれだけ食べても腹が減ります。moniさん、ガンバって!

 止まっては食べ、止まっては食べ。 がんばれ、moniさん。

↓徐々に高度を上げていき、遠く御嶽山を眺める位置まで上がってきました。
谷がばっくりと口をあけたような地形で、しばし見とれてしまいます。

遠く御嶽山望みます。  

  

↓12:34濁河峠1770bH・気温10℃到着です。ここまで39kmです。
車移動のAGさんとshimoさん夫妻とはここでお別れです。3名は再度駐車場へと来た道を引き返します。 shimoさん夫妻は、事前にこの濁河峠まで下見をされて、所要時間等を調べていただき、私どもを安全に誘導し、『木曽福島までの全行程走破するには所要時間不足』報告を受けた故に、美濃太田駅05:05発に前倒し切り替えして、16:00日没前に余裕をもって木曽福島駅まで完走できてあらためて感謝する次第です。助言が無ければ急激な冷え込みの中ライト点灯で走ることになってました。

濁河峠

私、moniさん、morishigeさん3名は木曽福島へ向けて更に進みます。
濁河峠1770bHから今日の最高地点1900b弱まで更に高度を上げて上り勾配を進みますが、既に3名持参の食糧尽きて、燃料切れて力弱く進みます。『あぁ〜かつ丼食べたい!』と思わず言っちゃい、moniさんも『今日は食べても良いよね!』なんて小声で言い、もう弱々しく・ヘロヘロです。

飛騨御嶽尚子ボルダーロード前にて 柳欄峠

↓すきっ腹の我々は、日和田まで下り『レストラン SINCERE』さんへ入ろうかちゅうちょしていた際、我々の行動がどう映ったのかわかりませんが、レストラン奥さんが、厨房裏戸から出てきて、『これ、余りものだけどまだ温かいから食べて』なんてことになり、すきっ腹に渡りに船で、これがまた甘くて美味いんです。morishigeさんは、食べるのチョー早く、彼も口には言わないにしてもすきっ腹だったのでしょう!レストランSINCEREさん、ありがとうございました。
レストラン シンシア 高山市高根町小日和田2-1 0577-59-2445

いただいたとうもろこし、これが絶妙に美味かった。 レストラン シンシアさん

↓燃料切れの私は、開田の蕎麦までは我慢できず、とにもかくにも先に目に入った食事処『風車』さんへ飛び込みます。ご飯が食べたい一心で『もつ煮込み定食』をお願いし、ガッツク食べちゃいました。ここの女将さんマチコさんと話しているうちに、偶然ですが女将さんとmoniさんの奥さんとが同郷しかも近所ということで、ひょんな話に向かい、世間は狭いということです。
ここの『ミルフィーユ』という品種のとうもろこしが格別美味かったです。
食事処『風車』さん 長野県木曽郡開田村西野5605 電話0264-44-2253 

食事処『風車』さん 女将さんのマチコさんは、moniさんの奥さんと同郷でした。

【走行後記】
16:00木曽福島駅へと無事辿り着き、16:30の『特急しなの』に間に合い、自由席車輛・デッキ付近で持ちこみビールで完走祝杯をあげ話が盛り上がりミニ宴会と化し、一日の労をお互いねぎらい過激な運動したあとの○ールを良い仲間と飲めるというのは最高だね!
その後帰着駅近付き、moniさんは多治見駅下車、morishigeさんは千種駅下車、私は名古屋駅乗換で18:30には帰宅でき、売り切れた脚をいたわり、その後は朝まで爆睡でした。

参加していただいた皆さん、私の『ドM』わがままにお付き合いしていただき、ありがとうございました。お陰様で脚も売り切り、身も心も満足な一日を過ごすことができ、また今季一番の難所を走破でき感無量です。また下呂支局員さん、他、皆様にご心配をかけて強硬遂行しましたが、無事終えられましたこと、参加して頂いた方含めて皆様方に感謝いたし、この場を以って厚く御礼申し上げます。
来季は、また深夜2時出発で輪行【女工哀史・お助け小屋・ああ野麦峠】挑戦になろうかと、歴史ある峠、その節もヨロシクです。


【morishigeさんコメント】
今日は、いろんな意味で感動しています。 なんといっても1800m以上の場所に自分の脚で行けたこと…そして、おにぎりを5個とトウモロコシ1本ともつ煮込み定食を平らげたこと(笑)
それをみなさんと一緒にできたこと… とてもすばらしい企画に参加できて嬉しく思います。山もそろそろ晩秋〜冬の粧い… 今年のラストチャンスを走れてラッキーでした。どうもありがとうございました♪

【shimoさんコメント】
参加皆様 本日はありがとうございました。 早朝(夜中)から自走のGさま、本当にお疲れ様でした。初志貫徹・・さすがですね。朝早くおこされたmoniさん、大変でしたね(笑) 前に後ろにと写真部のmorishigeさんお疲れ様〜 moriさんの健脚には驚かされました!! 私達、3人往復組はあれから 上り下りの繰り返しの後、永遠続くダウンヒル・・凍えました、途中のおそば屋さんに飛び込み温かいおそばを、室内は暖房&囲炉裏で暖かかったです。みなさん、お疲れ様でした。

shimoさん、saekoさん、お蕎麦屋さんにて。撮影はAGさん。

【moniさんコメント】
朝目覚めたら腰の痛いこと、痛いこと。 延々と続く40数キロの激坂と芯まで冷えるあの寒さ。 電車での○ールも美味しかったけれど、温かい蕎麦も魅力ですね。 morishigeさん、道、詳しいですねぇ。帰路、「あの曲がり角をまわったらもう下りですから」...が、何回角をまわっても登り。shimoさんも以前「この道をいけば30分ですよ〜」って1時間以上かかり、皆さんすばらしいパイロットぶりでしたよ。
来年はGさん、「野麦峠じゃ〜!」っておっしゃってますが、携行食はもっとしっかりと準備する必要がありますよ。濁河以上にナニモナイところですから。
おいおい、また3時起きかい?今度は当家にお泊まり保育にしてくだされ。頼む!!
あ〜ジョナさんもかあ......................katohさんもだよねえ.......................みんなMを越えてサイコ?

【AGさんコメント】
濁河峠までの坂、ツラカッタ〜復路の展望台までの坂で、燃料切れました〜囲炉裏、暖かかった〜あゆ天かけそば、美味かった〜最後の最後まで寒かった〜ひめしゃがの湯でのぼせました〜帰宅してビール飲んで、ソファの上で朝を迎えました朝まで寒かった〜


【故障者リスト@のジョナさんコメント】
・・・おかしい・・・ゼッタイおかしい・・・家を2時?小坂に7時前?・・・おかしい・・・ヒトのこと「変」といい続けとった人の行動とは思えん・・・。来年は野麦?  参加させてください。
延々と40kmも続くのぼり坂・・・。ふつう、汗だくになるんやないの?乗鞍なんか、まわり雪のカベやったに。やけんども、あっだくやったろ?今回、なんで そのいに「寒う」感じたの?アップ・ダウンの繰り返しやったで?ワシも11月に濁河行ったことあるけど、思わずインナー脱いだよ。(着すぎとった・・・って話しもあるけど。)・・・でも、「ヒトが苦しんだ話し」ってイイね。
(ヒトの不幸は蜜の味・・・に通じる?)

【故障者リストAのkatohさんコメント】
濁河峠でも野麦峠でも何峠でもいい、どこでも走りたい。

【一日40kmしか走れないmayumiさんコメント】
皆さん 絶対 ヘンです。 どこまでM度を上げていけば気が済むのか


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