日 時 | 090405(日) |
天 気 | 晴れ 北西の風 |
参加者 | 私G、AGさん、katohさん、sayokoさん、馬笑さん |
目的地 | 伊勢路Ride&焼肉一升びん喰140km |
根尾・淡墨桜満開情報にもかかわらず、下呂市苗代桜の満開はまだまだのようなので、今日は代替案企画の『松阪・焼肉一升びん食べたい伊勢路ツーリング』を行いました。まだこの季節、北西からの風が吹き、南方への長距離には持ってこいの追い風となるであろうと決めつけて(自走での)話を進めました。
更に桑名を通過するのですから、MTBでお世話になっている馬笑さんもお誘いし(巻き込んで)、木曽三川治水神社から07:40出発です。それに先立ち、ルートを馬笑さんへ説明すると、もっと安全・安心なルートをご存じということで、(私のいつもの性格から)ルートをまる投げして、馬笑さんの先頭で地道を進みます。しかし、案内された道は、右に折れ、左に折れとまるで迷路で、とても私りゃでは、覚えきれない『生活道路』いや『裏路地』でした。
気がつけば、“たこ焼き四丁目”のはりま店へと案内されてました。
【補足説明】
上記はりま店は、私どもが足蹴無く通う多度店ママさんの実姉さんのお店です。
↓東海道・伊勢路の『矢田立場(やだたてば)福江町』
【解説】
江戸時代の矢田町は、東海道の立場(宿場と宿場の間にあって、旅人が休憩する茶店などが集まっている所)でした。『久波奈(くわな)名所図会』には、「此立場は、食物自由にして、河海の魚鱗・山野の蔬菜四時無きなし」とあります。福江町へ曲がる角には火の見櫓(現在の火の見櫓は平成三年に再建したもの)もありました。西矢田町には現在でも、馬を繋ぎとめた鉄環のある家や連子格子のある家も見られます。福江町も矢田立場の続きで、茶店や宿屋が多くありました。福江町の南端は、桑名宿の入口に当たるので、旅人を引き止めるために、宿屋の人たちが集まっている宿引小屋がありました。また西国からの大名などが通行の際には、桑名藩からの役人が出迎えて、ここから案内をしました。竹内家には馬をつないだ輪が今も街道に面して残っています。
↓馬笑さん先頭で(右へ左へ)更に四日市港へと進み、案内された所がなんと万博のオーストラリア館があるじゃないですか。あの1970年のこんにちは万博の…です。
【三波春夫 世界の国からこんにちは】 ←妙に懐かしい唄です、クリックしてみてください。
AG氏は生まれてなかったようですが、他の4名は鮮明に覚えていました。特にサイボーグK氏は、解説までできちゃいます。
館がなぜあのような形?という回答が、葛飾北斎の富嶽三十六景 神奈川沖浪裏をイメージされたようで、一同『へぇ〜!』ってな状態で、羊毛輸入の関係で四日市市に設置されたようです。
隣接する四日市ドームは近代設備ですが、今となっては入館者などいないであろうこの1970年万博遺産建築物が、今は自治体の重荷になっていることも間違いないでしょう。
↓途中離脱の馬笑さんと別れてからは、予定通りの『珍道中』が始まりました。国道23号を避けて走る為に、道に迷いながら進み、時には道が切れ、草むらの犬の大量爆弾糞を踏まないように避けて通り驚きの連続です。
伊勢街道をつないで走行予定でしたが、どうも分かり辛く、道路幅狭いので走り辛く、かえって危険からかストレスがたまるので、23号へと戻り路肩を(後続車に)気を付けて進みます。知らない土地をスイスイなんてやはりできませんよ。
↓昼食を我慢して我慢して、ついに松阪焼肉一升びん到着です。というよりは、走っていて、K氏が『あったぁ〜』と看板見つけて、進路変更します。
もう、わくわく、そわそわです。私の目的は松阪市焼肉一升びんですが、他三名は伊勢へと更に…!お三方は走るのがお好きなようで、困ったもんです。
飲んで、喰って、電車でGOと思った私の企みはうち砕かれ、“ほどほど飲食”になってしまいました。
しか〜し、『特選カルビ@1,600円』は、なんて美味いんだろうって思い、この時は“家にかわいい小鳥と何でも喰う顎の丈夫なシロアリが待っている”ことを忘れていました。
↓sayokoさんが『もう、ダメ、走れない』と根を上げず、余裕の笑顔なので(私としては仕方なく)一升びんを後にして、更に目指すは20km先の伊勢外宮。彼女家族から赤福購入の指令を受けているようで、ここは私とAG氏が『二軒茶屋餅』をお薦めして先へと進みますが、道を間違え、偶然たどりついたのが訪れてみたかった『川崎町』 伊勢商人が海を渡って川湊から物資を流通させ栄えた町でもあります。 古い町並みが保存されており、伊勢神社外宮、内宮の賑やかさとはちょっと違った落ち着いた雰囲気です。【位置図】
建築様式は、おかげ横丁と同じ様です。
↓川崎町の次は、きな粉に包まれたこしあんのお餅の二軒茶屋餅です。赤福とはちょっと違った味わいで、150円でお茶とお饅頭2個頂けます。レトロな店内で、レジ台座は木枠でした。
↓こうなったら伊勢・食い意地満喫で〆は当然『伊勢うどん』です。小奇麗な真新しい店舗を嫌って、古びて入りたくなさそうな店へとわざわざ入ります。店内は、昭和の風合いを残し、なんとも表現できませんが、出されたうどんはそれほどでもなく美味かったです。こんな旅も良し…として店を出て、伊勢市駅前で輪行準備します。
【走行後記】
花粉症で鼻水垂らしながら輪行袋に詰め、17:20伊勢市駅発の近鉄急行で名古屋へと向かい、電車の所要時間はわずか100分@1,410円です。
早朝6時自宅から走り始め、17:20までかかって140km自転車旅して、わずか100分で帰る!考えてみればバカバカしいことですが、電車内で疲れて爆睡しているものの、美味いものを食べ、走った距離140kmの充実感で満たされています。こんな走りも良しとして自問自答を閉じます。
完走できたsayokoさんは、さぞお疲れだったことでしょう、サイボーグK氏は初伊勢路Rideとのことで、皆さんそれぞれの手ごたえを感じていただけたと思います。
私も帰宅後はアルコホール燃料補給せず、花粉症薬を服用して充実感爆睡だったことは言うまでもありません。皆さん、お疲れ様でした。
馬笑さん、途中まででしたが迷案内ありがとうございました。次回は袋持参の上、肉画像の仲間に是非ともお入りください。