sayokoさん野麦峠苦走報告書

おじサイクル企画
日 時 091011(日)
天 気 快晴・絶好の体育の季節
参加者 私G、katohさん、asanoさん、ジョナさん、
shimoさん、saekoさん、AGさんの7名
目的地 九頭竜〜越前大野〜伊勢峠周回102km【コース】

集合時間7時過ぎの気温は、電光掲示板で4℃しかなく、冷え込みに驚きです。皆さん、防寒対策で起毛冬タイツやら、シューズカバー等装着です。AGさんは仕事のために7/12乗鞍以来の参加で、今日は(moniさん仕事で残念ですが)主要メンバーの久々の勢ぞろいです。

いつもの如く、朝礼を行い安全確認、コース説明をして、(九頭竜ダム付近は)霧がかかって視界不良のため、ゆっくり目で走り始めます。

集合時間7時の気温4℃、メチャ冷えてます。 各自冬装備して臨みます。 霧がかかって視界不良です。

越前大野まで下り基調ですから、体を慣らしながら徐々にスピードを上げて軽快に走ります。時間が経つと共に、天空が真っ青に晴れ上がり、気温も一気に上がって、冬装備が暑く感じられ、徐々に薄着になり体温調節します。

越前大野へは下り基調ですから、快調にバンバン走ります。 7/12の乗鞍以来というAG氏 天候が急激に回復し、気温がどんどん上がります。皆さん、冬装備に汗ばんでます。

いきなり伊勢峠へと進むのではなく、先ず越前大野市へ立ち寄り、美味い蕎麦でも食べて行こうという魂胆でしたが、なにせ、皆さん快調に走る為に時間が早く着いてしまい、七間朝市見学へと! ここで想定外の展開が待っていました。

観光案内所でパンフレットをもらい見所思案です。朝市見学で先ず目に留まったのは『いもきんつば』の伊藤順和堂さん。 奇抜・異様な格好の我々が集団で歩けば、人目を引くのは当たり前で、しかも、ワイワイガヤガヤ…と!店先で騒げば、他のお客さんも集まってきて、更に、伊藤順和堂ご主人の計らいで“餅つきパフォーマンス”へと! お客は更に集まり、きんつばを食べれば、よそのおばちゃんが『それ何?美味しいの?』と我々に聞いてくる始末!こりゃ、客寄せパンダならずとも『客寄せサイクリスト?』になってしまいました。
挙句の果てに『どこから来たんだね?』とあっちでこっちで尋ねられ、こうなったら七間朝市闊歩しましょう!と勝手に決めました。shimoさんも(本醸造燃料入り)テンション上がりっぱなしで、気分は上々です。
『我々も一様はサイクリストである』ということをすっかり忘れてしまい、物見遊山状態です。

越前大野へ入り、七間朝市でぶらぶらします。先ずは観光案内所へ。 shimoさん画像 モノトーンも良いですね。

【お勉強Time】
越前大野城主金森 長近(カナモリ ナガチカ)
大永4年(1524年)〜慶長13年8月12日(1608年9月20日)
飛騨守、兵部大輔
天正3年(1575年)、越前大野郡に所領を与えられる。後に剃髪して兵部卿法印と称し、豊臣秀吉に従い、飛騨高山3万8千石を領治。その後の幾多の軍功により、天正13年(1585年)、秀吉から飛騨一国を与えられた。慶長5年(1600年)、関ヶ原の戦いでは東軍に与し、美濃国郡上八幡城攻めなどの功を賞されて二万石を加増、初代高山藩主となる。

歴史好きなジョナさんは、しっかりと予習して今回に臨んだようで、越前大野城主が後の高山藩主である、と知ってみえました。(彼にしたら常識の範囲かな)

伊藤順和堂さんご主人の計らいで餅つき。店の前が急に賑わってきました。 小学生以来という餅つきをやらされて。

ごほうびにつきたてのあんころ餅を頂きました。ご馳走様です。 特に美味かったのが、いもきんつば。@130円 一度ご賞味ください。 伊藤順和堂さん

↓次なるは、杉玉が下がっていれば寄らないわけにはいかないでしょう、南部酒造場の本醸造『花垣』です。あっさりとした味でついつい琵琶湖畔の味と比べてしまいます。皆さん、利き酒会も堂に入ってきました。本醸造『花垣』は軽く、尚且つ切れがありました。

次は南部酒造場さん、ここもちょっと立ち寄って、賞味して行きます。 本醸造の花垣です。さらっとした味でした。 かわいいお嬢さんが醤油を売ってみえました。

↓御清水(おしょうず)
かつて城主の飯米をかしぐ(炊く)のに用いられたことから、敬意を表して「御清水」あるいは「殿様清水」と呼ばれている。夏冷たく冬暖かい地下水は、飲み水などに利用され、地域の社交場となっている。

山元醸造元さん前では、ご主人自ら味噌汁をふるまっていただき、米麹味噌で鰹出汁とのことで、これまた美味かったです。更に、スプーン一杯づつなめさせてもらった『はまなみそ』がまた美味く、温かいご飯の上にのせると更に美味いだろうな、ということで、これだけは購入してリュックに入れました。

店先で美味しい味噌汁を頂きました。 はまなみそ 帰宅後ご飯と一緒に食べると美味しかったです。@370円 お清水(おしょうず)

越前大野へ来たのですから、〆は蕎麦でしょう!ということで御清水近くの蕎麦屋さんへ立ち寄りますが、私どものフォアグラ胃袋を満足させる量にはあらず、食事後はそそくさと退散です。やっぱりかつ丼ですかね、いやかつ丼でしょう!(不適切発言蕎麦通の方にはゴメンナサイ)

saekoさんの希望で、お寺参りも欲張ります。
寺町界隈を散策し、某寺に入りご住職の許可を得て神妙にお参りさせていただきます。

その後は、裏路地を通り、(水と共に人・街・商品が栄え石畳で整備された)越前大野を後にして、一路伊勢峠へと快調に進みます。

越前大野といえば水と蕎麦ですので、せっかくですから蕎麦屋へ saekoさんの希望でお寺拝観 裏路地を進み、越前大野を後にします。

R157へと進み、軽快に進みます。大野市で遊びすぎたので、先を急ぎます。 真名川ダムにて S48、49年生コンビです。

麻那姫湖青少年旅行村から折れて、伊勢峠へと向かう道は、かつては集落をつなぐ道として往来があったであろうが、豪雪・過疎・自然災害で離村、廃村しかも、水害対策によるダム建設で水没という憂き目にあい、今ではひっそりとして、私どもサイクリスト好みの道が延々と続き、過去の往来と不遇な歴史を知る由もなく閑散としています。

【伊勢峠の名前の由来】
かつて峠近くに伊勢と呼ばれる集落があった為とされる。またこの伊勢集落の名はかつて伊勢神宮がこの地に鎮座していたことが由来とされ、歴史上非常に重要な地域である。盛時には46社の社と多くの神田があったが、その隆盛を今に残すものはほとんど残っていない寂れた峠である。

こういう所を走るのが好きなんですよ。 やらせ画像で恐縮です。take1 静かな場所を走ります。

↓ピンポイント的なつづら折りの急こう配上がって、伊勢峠到着です。前日10/10に奥美濃CCさんが温見峠〜伊勢峠周回200kmを走られており、『ginnanさんのマーカー』を発見。代表wajinさんによると未明の4時から走られておられるとのこと。奥美濃CC方々の力量に感服です。
【AGさんコメント】
乗鞍以来の峠、そんな大した坂じゃないと思ってるのに、脚が動かない!3ヶ月のブランクは、確実に身体を弱らせてましたそして久々のサイクリングで、疲れたせいか、9時間半グッスリと爆睡できましたこれからはmoniさんみたいに、コソ練しないかんなぁ…

急坂を越えて伊勢峠です。 前日土曜日奥美濃CCさんが、200kmを走られて、その時のマーカー確認しました。 伊勢峠TOPのお地蔵さん前で記念撮影。鉄人katohさん、後ろの方で目立たないようにして、どうしたの?顎をケガでもしたの?事故?

↓日没近くなり、九頭竜ダム湖が西日に照らされて幻想的に写し出されています。
夢のかけはしは、九頭竜湖にかかる全長266mの橋で、正式な名前は『箱ヶ瀬橋』で本州と四国を結ぶ瀬戸大橋のプロトタイプ(試作品)として建設されたものです。

shimoさん、ジョナさん画像組み合わせ 間もなく日没 夢の架け橋

【走行後記】
今企画は、(手前味噌ながら)行って良かった、走って良かったと思うほど、中味濃い充実したサイクリングでした。単に走るだけではなく、観光・物見遊山も味わえ、大人の遠足で満足して終了です。もちろん、いつもながらのメンバーに恵まれての話ですけど。
にぎやかしく笑って過ごして、更に餅つくサイクリストは我々だけ、と自負して今企画終えます。参加していただいた皆さん、ありがとうございました。
今企画は、来秋も…当然決まりですね。

【ジョナさんコメント】
おじサイクル 下呂支部・馬瀬出張所の方から事情聴取されました。「アタシの知らないとこで なにがあったの  な〜んか、みょうな楽しさに呆けてたみたいやけど・・・」
・・・ああ、楽しかったよ。shimoさんの、「距離は半分でも、楽しさは倍では きかんて! 5倍以上!」・・・ホントにそのとうりやと思う  AGさん、それほどブランクのアレを感じんかったけどなあ。お父さん待っとるで頼むよ!

【asanoさんコメント】
40キロ下って朝市でわいわい、がやがやもいいもんですね〜。まさか、サイクリングでお餅つきやらされるとは!小学生以来かな?(笑)でも、内容の濃い楽しいツーリングでした。
shimoさん節も絶好チョーでしたね〜。

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