過酷な環境夜通しサイクリング

おじサイクル企画
おじサイクル
日 時 110925(日)
天 気 快晴でしたが、寒くて、寒くて冬のような一日
参加者 私G、asanoさん、AGさん、ジョナさん
(都合で急きょ取りやめ:shimoさん、saekoさん、moniさん)
後方支援:とくもkun夫妻
目的地 飛騨市神岡町とんちゃんへ自走190km 【コース】

9月の初め、偶然観ていたテレビに飛騨市神岡町とんちゃんが紹介されており、『これだ!』と即座に決め、自転車企画として実現へと根回し。
下呂市在住のジョナさんがいろいろと調べてくれましたが、神岡町内の焼肉屋さんは(有名な店も)全て夜のみの営業。 そんな折、ジョナさん友人の『とくもkun』氏からありがたい配慮のmailが。
とくもkun氏奥さんが神岡町の出身で
(灯台もと暗しの話)、しかも奥さんの伯母さんが町内で居酒屋さん経営とか。これには、渡りに船…のような話で、ありがたく、とくもkunご夫妻のお世話になることに。
ジョナさん友人夫妻が、
(関係の無い、見ず知らずの)私どもに尽力していただけるのですから、ホント感謝です。

実現できる話までに煮詰まり、後は、私どもが遅くても13時過ぎに神岡町到着という時間厳守が、壁でもあり、問題でもあります。
諸事情でメンバー諸氏が不参加となり、寝ずに走って企画経験者4名での、土曜日21時拙宅出発移動開始です。
22:30頃岐阜市内でとくもkun夫妻と初顔合わせ。
『生Gさん、生AGさん、生asanoさん…』とか言ってもらって、
(満面の笑みで)喜んでいただける事にどうリアクションとって良いのか???でした。
喜んでいただけて光栄です、今後ともよろしくお願い致します。

22時 岐阜市内 反射板装着して、さあ、走りましょう。 01:20 郡上八幡手前の気温12℃まで下がっています。

北へ北へと進むにつれ、想定外の気温低さ、冷気が私どもの快走を阻みます。美濃市を過ぎ長良川沿いは風が冷たく気温12℃まで下がり、01:43郡上八幡町のLawsonでは温かいうどんを私が食べ始めると、小馬鹿にしたAG氏、ジョナ氏までもが購入して食べ始めます。夏ウェアでは対処できない冷え込みです。全身冬ウェア着装のasano氏は、それなりに寒さ知らずで元気です。今夜はウェア選択間違えました。AGさん、asanoさんはコンビニで持ちかえりビニール袋をもらって、ソックスの上にかぶせてシューズを履き防寒対策もします。
でも、まだ9月半ば過ぎですよ。

01:43 郡上八幡Lawsonで、温かいどんべえ補給 私があったかいどんべえを食べ始めたら、AG氏もジョナ氏も。とにかく寒かったのです。 かずちゃん梨娘さんからの手紙を真剣に読んでいます。

5:36 若衆がなかなか上ってこれません。 6:11 もうちょっとで分水嶺です。

03:20 白鳥町物産店軒先で仮眠をとることにしました。いつもの北濃道の駅では寒すぎるだろうという理由です。しかしながら、ここもかなり冷え込んでいて、冷蔵庫を開けた時のような冷気が吹き下り、(03:20〜04:00)40分の仮眠も身ぶるいで起きます。
サバイバルasano氏は、輪行袋をすっぽり被り、
(ナルホド)寒さ対策知恵を発揮します。

寒くて我慢できず、予定通り04時再度走り始めます。
寝たか?、眠れたか?という状態ですが、
(鬼と化して)ひるが野へと隊を進めます。

朝日を浴びて6:23ひるが野到着し、荘川へと進むと、気温が5℃に。吐く息も白く、まるで『冬』です。
走る距離の割に燃費悪く、食料補充しながら体力つないで走ります。

6:20分水嶺到着 6:30荘川気温5℃ めちゃくちゃ冷え込んでいます。吐く息が白いです。 五連水車公園で燃料補給

7:17海抜1,000b当り 8:41松之木峠到着 9:15卯の花街道へと進みます。この先から更に厳しい上り勾配8km続きます。

9:15 卯の花街道へと進み、いぶしトンネル入り口までひたすら上りっぱなしの道路を黙々と進むしかありません。
そんな中、AG氏膝の痛みを訴え始め、『飛騨古川駅までは頑張って走りますが、その後はリタイヤします』と言い出しましたが、隊長の私としては一蓮托生聞く耳持たずで話を一蹴します。

10:36 ついに飛騨古川町到着です。嬉しかったですね。
『ここまで来たか!』という感無量です。

やっとトンネル到着です。この先4kmトンネル内は下り勾配で漕がずに進めますが中は寒かったです。 10:36飛騨古川へ到着です。 13時までに神岡町へ入らなければ!あと25kmもうちょっとです。

喜びも束の間、今度は奥地の神岡町へのアプローチのR41を、延々12kmを上りっぱなしで、進みます。
今日の私、ひるが野以北の上り勾配、調子が良く、先頭で走ること多々あり、若衆二人はピッチ上がらず、ジョナさんと私のオッサン二人は至って元気で、走りも快調に上ります。

11:22 R41を上り勾配12km延々と汗出して上ります。とんちゃんが待ってます。 11:50 若衆はヘロヘロですが、ジジイ二人は元気なんですよ。AG氏膝が痛いと根を上げています。 12:16 数河高原到着 AG氏『もうここで帰ります』と言い出す始末。隊長としては聞く耳持たず、一蹴です。

数河高原TOPでAG氏が決断し、『もう無理です、この先を下れば、今度は上って帰れなくなります…』と。
『待て、待て、早まるな!』『バス輪行という手段があるから、神岡営業所へ許可を取ってくる』と言い残し、私は、先に下り、一路営業所へ。
(お伴でasano氏を連れて行こうとしましたが、彼は私を拒んだ為に、一人で許可願いに行くことになり)
濃飛バス神岡営業所職員さんは
(自転車4台輪行を)快諾してくれて、復路は全て輪行でつなげることとなり(自転車旅は神岡町で終了)、思う存分『神岡とんちゃん』を味わうことに…。

前記したように、とくもkun氏の計らいと気遣いで親戚のお店居酒屋【あき】さんにドンピシャ13時到着。
事故・パンクも無く、帰れなくなるという理由も消え、念願の『神岡とんちゃん』4名でいただくことに。
(とくもkun氏の心遣いの)ビールで先ずは乾杯!
キンキンに冷えたビールは、グビッ、グビッ、プワ〜〜〜と、喉が鳴り、メチャクチャ美味いです。とくもkunさん、ありがとう、ご馳走様で〜す。

寝ずに走って企画3回の中で、制約時間的にも、コース的にも、一番過酷な今企画でしたが、苦労を共にして走った4名での乾杯に感無量を感じ、お疲れ様、さあ、遠くまでわざわざ寝ずに自走で来たのですから『神岡とんちゃん』味わって食べて飲んでください。

とんちゃんは、神岡では牛ホルモンですが『トンチャン』というのだそうです。
臭みも無く、噛めば味が染み出て、絶妙な味です。
あきママさんも気さくな方で、話し上手で、味良し、店良しですね。
ここで、決めました→来年もここへ来る!

隠れた岐阜のB級グルメ『飛騨神岡とんちゃん』とは
岐阜特産品のひとつに上げられる飛騨神岡とんちゃん、かつては神岡鉱山の町として近年は最先端の宇宙素粒子研究施設 (カミオカンデ)の名で知られている、岐阜県飛騨市神岡町の郷土料理『飛騨神岡とんちゃん』のご紹介です。
「とんちゃん」と聞くと豚を想像される人が多いと思いますが、飛騨神岡の「とんちゃん」はナント、牛なのです。しか も、飛騨産の牛を使います。この料理は牛の胃や腸をはじめとした内臓を、味噌をベースにしたタレと絡め、ざく切りし たキャベツや玉ネギなどと一緒に鉄板で焼くと言うシンプルな物。
しかし、材料にコダワリガ有ります。野菜は地元の採れたてを使い、内臓は鮮度の良い物を手間をかけてよく洗い、余分 な脂をしっかり取り、硬い部分は外します。色々な内臓を入れるので、下ごしらえに手間は掛かるが、それぞれの部位の 旨味が出て美味しいのです。
焼き上がったら火を弱め、汁を取っておく。ここにうどんを入れ、二度目のお楽しみを味わうのが神岡流です。更に、三 度目のお楽しみは、食べ終わった後、パスタを入れたり、ご飯を入れてリゾットで閉めると言った具合に、最後の最後ま で「とんちゃん」の旨味を味わうのです。仲間が集まると、「とんちゃん」を囲んでワイワイやるのが飛騨神岡の習慣です。

12:58 予定通りドンピシャで『あき』さん到着。さあ、とんちゃんです。 やっと終わった、辛かった…という顔です。

神岡とんちゃんとにんにくばくだん

↓キンキンに冷えたビールは、疲れた体に沁みていきます。

キンキンに冷えたビール カンパ〜イ! グビッ、グビッ、プワ〜!ウマイ! 気分良くなり、フンワカしてきました。

↓ママさん得意のとうふステーキです。
見た目もお味もサイコーです。

ママさん特製の豆腐ステーキ 美味かったよ。

↓1回転目はあっという間に食べ、2回転目です。

13:45 入店してからまだ45分しか経っていないのにもう2回転目

↓〆はうどんで。
これがまた絶妙な味に変わるんですよ。

〆はうどんで。これがまた美味いんです。

↓腹もふくれ、お決まりの店先集合撮影

14:43 AG氏撃沈 15:28 美味しく頂き、来年も来ますよ、とお約束で!

神岡営業所前で輪行準備していたら、職員さんからいろいろと聞かれ、『尾張一宮からわざわざとんちゃん食べに神岡へ来ました!』と答えたら、ヒェ〜と言葉にならないリアクションされちゃいました。
飛騨古川駅まで1,010円、下ってきたあの坂を再度上らなくて済む…なんて、こんな幸せな事ありませんね。幸せ度メーターは、
(公表できませんが)シュワシュワジョッキ数ですね。
≪自転車人の旅≫というのはこういうことなんでしょうね。

今回の公式記録188.9km 15:55発の飛騨古川駅行きのバスに許可を得て乗車。 神岡営業所から飛騨古川駅まで1,010円。

営業所のオネ〜サン『私を撮らないで…』 輪行袋はこうして。 15:55濃飛バスで飛騨古川まで、18:26ワイドビューで帰宅。帰りは寝不足補いながらグッタリ帰宅の『自転車人』です。

15:55 濃飛バス神岡営業所発
16:40 飛騨古川駅着
18:26 高山線飛騨古川駅発
20:42 岐阜駅着

ワイドビューの荷物置き場です。ここにも自転車が収まります。 電車内 ホッと一息、くつろぐasanoさん。

今企画遂行に至っては、様々なドラマがあり、
@:準備の為、足慣らしrideで頑張ったmoniさんが思わぬ痛風発病してしまい、行く気満々で高輝度前照灯まで購入して、自転車整備準備整えていたのに、サリーちゃんの
トンソクになってしまい残念。
A:shimoさん、saekoさんも
(押されて)行く気になったところへ、台風15号が襲いかかり、shimoさんの高額自家用車が水没で残念。
B:本当は行く気無かったAGさんは、皆さんが行くという手前、引っ込みつかなくなり、敢えて参加して膝痛で不十分な走りで終わったことが残念
C:本当は(車でとんちゃん食べに)行きたかったhiromiさんは、家庭内事情で断念で残念。
D:ジョナさん友人のとくもkunご夫妻が私どもの後方支援をしていただき、神岡とんちゃん企画の核心を全て根回し・準備していただき感謝です。

今回は4名での過酷なサイクリングとなりましたが、念願の名物とんちゃんも食べることができ、バス輪行経験もでき、復路は全て輪行という経験もして無事帰宅できました。
参加の皆さん、お疲れ様でした。
神岡支部もできたことですから、来季も是非過酷サイクリング行います。
今度は前夜20時出発で。
次回は、moniさん、shimoさん、saekoさん、hiromiさん
(車で)も是非参加下さい。
【とくもkunさんコメント】
神岡トンチャンride …かなり大変だったようですが、参加の皆さん全員無事神岡に到着できてよかったですね。
初めて生G、生asano、生AG の方々にお会い出来て本当に嬉しかったです。
(ジョナさんには特に感動を覚えませんでしたケド)
これからも楽しい内容で私たちを喜ばせてくださいね。

明るく健全で見る人たちを楽しませてくれる【おじサイクル】だからこそ… 
後方支援をしよう!という気になるものです。
いつも楽しませてもらっている(喜びをtakeしている)のだから時にはコチラからgiveしたっていいじゃないですか。
世の中 give and take(持ちつ持たれつ)ですよ。

【ジョナさんコメント】
とにかく、ドエライこと苦しいrideやったけど、
それがあってこその とんちゃん!! うまさ100倍!!
tokumokunの はからい、トンチャン屋のおかみさんの笑顔、
AGさんの苦悩とガッツ・・・
これがゴッチャになっての あのウマさ!
絶対、また行きます!!
・・・でも、ルートは 考え直しましょうね。
数河峠、スゴ過ぎました。

【asanoさんコメント】
今期一番のcrazyrideでしたね〜
予想上回る寒さ、すごう峠越えた者にしか味わえない幻のトンちゃん、
まさに勲章もんでしょう(笑)
tokumoさんの計らいあってですけど、ありがとうございました。
こんなバカcrazyなことを一緒に挑戦出来るメンバーに感謝、感謝です。
峠では足を引っ張るだぁ〜しかん者ですがまた幻を味わいたいですね
(使い方あってます?)
今期はかんべんしてください(笑)

【AGさんコメント】
神岡とんちゃんrideに関係された皆さん、ありがとうございました
走り込み不足による、両膝とお尻の痛みに耐え、
何度リタイアしようか、「もうしばらく自転車乗らなんぞ」と考えながら、なんとかあの神岡にたどり着きました
しかし帰りの上り坂がイヤで、数河峠のてっぺんで引き返そうか本気で考えてました。
実際、仕事で何回も神岡に行く機会があり距離感が解っていて、全く気乗りしてなかったんです
「あぁ、台風来ないかな…」
「あぁ、ウチの奥様と子どもが『行かないで!』って止めてくれないかぁ…と願ってました」が、出掛ける時にウチの奥様に『顔がニヤけとる』と言われました、ツライと分かっていて走りに行くなんて病気ですわ
ヨロヨロの私と伴に走ってくれた皆さんが居てくれたおかげで、思い出に残るツーリングになりました
次、ロードはいつ乗るんだろなぁ…

【shimoさんコメント】
皆様お疲れ様でした!!、それにしても有言実行、走ちゃいましたね。
報告書拝見しましたが・・次回行く気になれません(笑)
お疲れ様でした
↓画像は行けなかった理由の車。

台風15号の水没被害にあった高級車

【こまさんコメント】
お疲れ様でした。レポートを楽しく拝見させていただきました。
あの夜は平地でも寒かったので、標高の高い所のナイトランはさぞや大変だったのでは? 卯の花街道や猪臥山トンネルが面白そうなので、機会があったら行ってみたいと思いました。 もちろんトンチャン屋さんも!

【mayumiさんコメント】
4人のゴレンジャーの皆さん 全員完走おめでとう
あなたたちなら、きっとたどり着けるだろうと確信していましたよ 
わたしの足に巻くピカピカしたのは、役に立ちましたか?
今回は郡上からさらに山奥に、登っていったのね。
前回おじさんが乗っていた、電動アシスト自転車本気で欲しくなりませんでしたか
神岡とんちゃんでは、tokumokunさんに随分お世話になったのね 
ジョナさんは、いいお友達を持っているのね。
今度、神岡rideの話をたっぷり聞きたいから、「タマミヤ」でお会いしましょうね

【asanoさんコメント】
↑足に巻くピカピカ僕がお借りしましたありがとうございました。
何度タマミヤにいっても言う事は同じです、
百聞は一見に如かずゴレンジャー、ピンクで参加してみては(笑)
今度のゆっくり知多一走ってみては。

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